遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

遺言書を書くことができる年齢について

私には既に成人している2人の子供がいます。
その子たちがまだ中学生だった頃、遺言書を書いてみたいと言われたことがありました。
当時、子供が持っていた財産などたかがしれており、せいぜい小さい頃から貯めていたお年玉の預金程度しかなかったのですが、テレビドラマなどで遺言書のことを知り、興味を持ってしまったようでした。
子供からそのようなことを言われても、もちろんまともに対応する気にはなれなかったのですが、「そういえば何歳から書くことができるんだったっけ」とふと思いました。
年齢が高くなる分には、頭がボケて判断能力を失ってしまっていない限り、何歳になろうが書くことができることについては知っていましたが、下限の年齢については考えてみることがなかったからです。
我が家のような一般庶民には無関係ですが、お金持ちの家庭であれば、幼い子供でも自分名義の財産を持っているケースは十分考えられるわけですから、遺言書を書きたくなる場合だってあるはずです。
せっかくの機会なので、その時に調べてみたら、子供でも15歳に達していれば有効に遺言書を作成することができるとなっていました。
人間は誕生と同時に権利能力を有することになっています。
しかし、行為能力が法的に認められるのは満20歳になってからです。
なので、成年擬制が働くようなケースでない限り、未成年者が単独で有効な法律行為を行うことはできません。
つまり、契約を結んだりするためには、原則的に親権者の同意を得ることが要求されているのです。
それなのに、なぜ15歳などという半端な年齢設定になっているのだろうと、さらに疑問が深まってしまいました。
あれこれと理由を考えてみたのですが、15歳というと中学校を卒業する年齢です。
中学までの教育を受けていれば、社会生活を送る上で必要な基本的知識を一応得ることができると考えられているためなのではないでしょうか。
そもそも、未成年者が単独では契約を結ぶことができないとされている理由は、判断能力が不十分な未成年者が自分にとって不利な契約を結んでしまわないようにするためです。
つまり、未成年者を保護する目的であるわけです。
しかし、遺言の場合ですと、その効力が生じるのは、未成年者が死んだ後になるわけですから、未成年者の保護について契約の場合と同等に考える必要はないということになるのです。
なので一般的に意思能力の存在を認めることができる15歳からとされているのではないかと考えました。
子供にそのようなことを説明した記憶がありますが、どこまで理解してくれたものやら、さっぱりわかりません。
その後すぐに興味がなくなってしまったようで、それ以降話題にのぼることは2度とありませんでした。

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