遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

相続のトラブルを回避するために公正証書遺言を作りました

私には3人の子供がおりました。
下の子供2人は健在ですが、長男は病気で早死にしてしまったので、現在はもう生きておりません。
下の子2人は独立して、それぞれ遠く離れた土地で暮らしています。
仕事もありますので、滅多に実家を訪れることもなく、2~3年に1回顔を見ることができればよいような状態です。
ただし、訪ねて来てくれることはなくても、親のことは気にかかるようで、折りに触れては電話をかけてきてくれますので、特に不満はありません。
私の夫は長男が亡くなった数年後にやはり病気で亡くなったので、現在私は亡くなった長男の嫁と2人で暮らしています。
長男夫婦には子供がいなかったので、長男が亡くなった後、籍を抜いて自由な身になるのも一つの方法であることは嫁に伝えたのですが、結婚以来ずっと同居していたこともあり、「お義父さんとお義母さんの面倒をみる」と言って残ってくれたのです。
もう何年もずっと一緒に暮らしていますから、実の親子同然の大切な存在になっており、彼女がいてくれたおかげで、夫が亡くなった後も寂しい思いをせずに済みました。
多分私が死ぬまで彼女はずっと傍に居てくれると思うのですが、このままの状態で私が死ぬと彼女は家を出ていかなければならなくなることに気がつきました。
孫でもいれば話は変わってきていたのですが、彼女に子供はおりません。
いくら実の親子同然の暮らしをしていても、嫁自身には相続権がありません。
次男や三男によく言い含めておいたとしても、それぞれの配偶者の思惑も絡んできますから、今一緒に居てくれる嫁の先行きを保証することはできないのです。
そこで、近所の司法書士に相談して、嫁に今住んでいる自宅を遺贈する旨の公正証書遺言を作成しました。
自宅を嫁に贈っても、他に預貯金や有価証券類があるので、次男や三男の遺留分を侵害することはありません。
なので、確実に家を嫁に贈ることができそうです。
散々面倒をみてもらっていますから、何かを残してあげたいと思ったのですが、住む場所を残してあげるのが一番よいのではないかと考えました。
普通の遺言書でもよかったのですが、安全を期して公正証書の形を取ることにしたのです。
遺留分を侵害しない内容の遺言書を残しておいてもトラブルになるケースが多いという話だったので、司法書士のアドバイスに従って、次男と三男には私の意向を事前に説明して納得してもらっています。

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