遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

国際結婚の夫は、母国語と英語で遺言を制作し私達に託した

国際結婚なんて自分には関係の無い世界だと思っていましたが、英語圏に留学した時に夫に知り合い結婚しました。
結婚当初は、留学した先にしばらく滞在していましたが、子供ができたので、主人の国に戻って暮らし、その後一家で日本へ戻ってきました。
しかし、主人の父親がリタイヤすることになり、家業を継ぐため主人は再び自分の国に戻ることになりました。
丁度主人の母国ではバブルが到来し、短期間で大金を稼いだのです。
こう聞くと「大金を稼いでいいな」と思われるかもしれませんが、実はそこから様々な問題が発生しました。
兄弟が3人いるのですが、この3人が取り分で揉め始めたり、隣に家を建てれば、その境界線でいざこざが起き、殴り合いのケンカまで発展したことが、何度もありました。
それまで仲の良い兄弟で、支えあっていると言う言葉がピッタリだったのですが、現在仕事以外では、一切連絡しない仲となってしまいました。
お金と引き換えに家族の温かさを失ってしまったのです。
さらに、追い打ちをかけるようにやってきたのが、主人の病気です。
元々肝炎を抱えており治療中だったのですが、突然悪化し入退院を繰り返すことになりました。
そこで万が一のことを考え主人が遺言を作成しようと言い出したのです。
一つは、母国語で書いた物でもう一つは私に分かるように英語で書いたものでした。
遺言と言っても、保有する土地やマンションの名義、税金について何かあった場合、書き換えについてのことだったのですが、この国の法律では外国人の私が土地を持つことができず、何かあった場合は、土地を現金に換えて私に渡すよう指示が書かれており、その際、一旦名義を二重国籍を持つ子供に移した後、現金にするよう手続きの詳細が記してありました。
人生何が起こるか全く予測できません。
思えば国際結婚したことも、主人が思いがけず大金を稼いだことも、さらに若くして肝炎に侵され生死の境を彷徨うことも微塵にも想像したことは無く、時には小説やドラマ以上のことが現実に起きているのです。
しかし、そんな事態に見舞われても慌てないよう用意しておくことが、大切であって主人はそこまで考え書類を用意してくれたことを考えると、感謝しきれません。

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