遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

残された家族が自分の死後も平穏に暮らしていけるように遺言の効力を活用しましょう

私には妻と2人の子供がいます。
子供と言っても、とうの昔に成人し、それぞれ結婚して別の所で生活しています。
ですので、現在は自宅で妻と2人暮らしをしています。
妻と2人きりの生活も慣れればそれなりに楽しいですし、余計な気兼ねをする必要がない分だけ快適ですので、子供一家と同居したいとは全く思いません。
多分、同居する心強さよりも、異なる生活パターン同士の同居生活からくるストレスによるデメリットの方が大きいと思いますので、可能な限り、妻と2人きりで暮らしていきたいと考えています。
しかし、だんだん年を取ってくるにつれ、自分の死後の妻のことが心配になるようになってきました。
必ずしも妻より私の方が先に死ぬとは限りませんが、平均寿命の男女差を考えれば、私が先に死ぬ確率の方が明らかに高いです。
ですので、妻が一人で残されても生活するのに困らないような準備をしておいてやりたいと考えました。
そのためには、住居だけでも確保しておいてやりたいと思ったのです。
現在、私と妻が住んでいる家は私名義になっています。
私が死んだ後に法定相続分通りに相続がなされることになれば、妻が2分の1、子供2人が各4分の1の相続権を有することになりますが、自宅の資産価値は全相続財産の4分の3近くを占めています。
私がいくら生前に、自宅の権利は全て妻に渡したい旨を子供達に伝えていても、死後にその通りにしてもらえるとは限りません。
子供達だけであればまだしも、実際にはそれぞれの配偶者の思惑も絡んできますから、法定相続分通りに遺産分割されることになって、妻が住み慣れた自宅を追い出されてしまう可能性が無きにしも非ずです。
そこで私は、自宅は妻に相続させる旨の遺言書を残すことにしました。
遺言書には法定相続分を変更する効力があるのです。
もちろん、他の法定相続人の遺留分を侵害するような遺言内容になっていると、遺留分減殺請求がなされてしまう可能性がありますが、自宅を妻一人に相続させてもギリギリ遺留分の侵害は避けることができそうです。
子供達を信用していないわけではありませんが、妻に確実に自宅を相続させるために、弁護士のアドバイスを受けて公正証書遺言の形式をとりました。
とりあえず、まだまだ死ぬ気はないのですが、遺言書を作ったことで少し安心することができました。

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