遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

残された人へのお手紙としての遺言

人の死に立ち会うことが少なくなった今日、故人からの最後のメッセージが遺言ではないでしょうか。
かつてのように在宅で往生することがなくなり、施設や病院で息を引き取ることが多い現在、故人の考え方を知ることが難しくなってきています。
義理の父が入院中のちょっとした事故をきっかけに病状が悪化し、ある日突然、話すことも出来なくなってしまったとき、遺言があればと思いました。
初孫が生まれ、会えるのを楽しみにしていた気持ちも、離ればなれで暮らす家族への思いも何もかも、話さないまま寝たきりになってしまった義理の父を見ながら、生前の気持ちを伝えてくれるものがあればと心から思いました。
携帯を使える訳でもなく、ただ電話や手紙でのやり取りしかなかったため、つい疎遠になりがちで、義理の父にとっての孫の誕生を電話で伝え、会いにいく旨を伝えていた矢先での入院と容態悪化のため、仕事を片付け会いにいく用意ができた頃には、もう話すことも出来ない状態になってしまいました。
遠方のため、すぐに会いにいくことも出来ず、ただただ時間がすぎ、悪化していくのをみているなか、縁起でもないというおもいから、もしものメッセージをのこしておいてもらうこともお願いできませんでした。
こんなとき、もうすこし気軽に故人から残される人々へのメッセージを残せる仕組みがあればと思った物です。
昨今は、twitterやfacebookなどの簡易なメッセージを残す仕組みがあり、もう少し気軽なメッセージなどを残して逝く人も出てくるのかもしれません。
私も日頃、面と向かっては照れくさくて言えない言葉や考えをそれとなくメッセージとして残し、綴っていくのも良いのではないかと考え始めております。
時代の進歩とともに便利になる一方、現実世界でのかかわり合いが希薄になっていくなか、その技術をうまく利用しながら失われた物を補完していくのがこれからの社会への適合なのではないでしょうか。
形式張った遺産分配の遺言だけでなく、これから逝く人から残される人々へのメッセージをどのように残していくのか、そしてそれをどう受け取っていくのか少しずつ模索しながらその日に向けて考えていきたいと思います。

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