遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

父の遺言書を見つけて

遺言と聞くと、年老いた大金持ちが財産分与をはっきりさせるために残す言葉や書類というイメージがあります。
庶民にとっては関係ないものと感じる方が多いのではないでしょうか。
しかし、大金持ちやお年寄りでなくても満15歳以上であれば誰でも残すことができるものなのです。
でも15歳というと未来の夢や希望に満ち溢れた年頃でそんなものを書いておいたり、残すというイメージはありませんよね。
では、いつから残そうと思うのでしょうか。
ここからは私の体験談なのですが、父の遺言の話をしたいと思います。
私の父は60歳の時に舌癌という舌にできるガンに犯されていることが分かりました。
ガン家系で祖父や祖父母もガンで亡くしているので、ガンには特に気をつけて毎年必ず健康診断も受けるなど気をつけていました。
しかし、舌にガンができるなど予想もできず、歯医者さんへ行った時に指摘され、その後専門医によって舌癌であることが判明しました。
そして昨年手術でその癌を摘出し、完治して今はとても元気にしています。
父はガンですと医師から宣告された日に「遺言を残そうかな」なんて冗談で言っていました。
しかし家族の誰も冗談だろうと思っていたのですが、本当に書いていたようで、年末の大掃除の際に母が見つけたのです。
遺言というよりは残された私たちへの手紙だったようで母は読ませてもらって笑ったと言っていました。
しかし、きっちり直筆で書かれていて、日付や押印もあったようです。
父のようにそういう言葉を残そうと思えるのは、もしかしたら死を身近に感じる時なのかもしれません。
父もガンと聞いて、死を身近に感じ死んでからの事を想像したのかもしれません。
その話を聞いて以来、遺言というものを身近に感じるようになりました。
死を身近に感じなくてもいつその時が来るかは誰にも分からないことなので、思い立った時に残しておかなければ結局書かずに終わってしまうかもしれません。
ただ父のように生きている時に誰かに見られてしまうと、とても恥ずかしいことになるかもしれませんが。
財産の相続や土地を誰に残すのかなどを書くのも大切なことだとは思いますが、残された家族への今までの感謝の言葉や普段恥ずかしくて直接言えないことなども書いておくのもいいですよね。

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