遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

母が最後に残した遺言

私は母子家庭で母に女手一つで育てられてきました。
私の幼稚園のお弁当も母は毎日一生懸命手作りにものを作ってくれました。
毎朝母は早起きして私のために弁当を作ってくれたと思うと感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
小学生の時に私は軽いいじめを受けていましたが母はそんな私を慰めてくれました。
高校生の時には母に反抗して母は何も悪くないにも関わらず文句を言ってしまうことなどが多かったためとても申し訳ないことをしたと思っています。
私が大学に入りたいと言った時も母親は家計が苦しいのにも関わらず「本気で勉強したいなら頑張りなさい」と言ってくれました。
私が大学を卒業し、就職した時には母は自分の事のように喜んでくれました。
けれど私が結婚し、母とは別の家庭で生活するようになってからは少しずつ母との距離が離れて行くのを感じました。
何年か経って私も子供が生まれ母もそれを喜んでいてくれましたが、突然母がすい臓がんと診断されたとの連絡を受けました。
元から病弱な母でしたがまさか自分の母ががんになってしまうなんて思ってもいなかったので私はとても焦ってしまいました。
今思うと、あの時にもう少し母との時間をとっておけばよかったと思うのですが、今更悔やんでも仕方がありません。
次第に母のすい臓がんは悪くなっていき、病院に入院して毎日を過ごすようになりました。
私は毎日でも見舞いに行きたかったのですが私にも子供がいて、面倒を見なければならなかったためそれは不可能なことでした。
そして、母はすい臓がんと診断されてから約9カ月後に他界しました。
皮肉なことにその日は5月の第2日曜日、母の日でした。
私のために色々してくれた母がこんなにも早く、しかも母の日という祝われるはずの日に死んでしまったというのは非常に悲しいものでした。
悲しみにくれる中、私は看護師の方から母が残した手紙をもらいました。
そこには遺言が書かれていました。
遺言には最後まで私を心配してくれていたと考えられる内容が多く書かれており、最後まで私の事を考えていてくれたと思うと、もう少し母との時間を大切にしておけばよかったという気持ちでいっぱいになりました。
今でもそれは後悔していることですが、母に余計な心配をかけさせないためにも前を向いて生きて行かなければならないと思っています。

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