遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

私たち夫婦には子供がいないので遺言書を作成しました

私たち夫婦には子供がおりません。
別に子供が欲しくなかったから作らなかったのではなく、たまたま授からなかっただけです。
一時期養子をもらおうかという話も出たのですが、子供がいれば必ず幸せだということもないだろうと思い直し、結局養子をもらうこともありませんでした。
ここまでずっと夫婦2人きりで暮らしてきましたが、2人だけの生活というのもなかなか快適でしたので、特に寂しさや不都合を感じることもありません。
しかし、結婚してから長い年月が流れ、そろそろ人生の終末が視野に入ってくる段階になって、お互いが死んだ後の心配が発生してきました。
今はいろいろな施設がありますから、お金さえあれば、一人でも何とか暮らしていくことは可能だろうと思います。
しかし、あくまでもお金さえあればという条件付きです。
私たちには子供がおりませんので、どちらか一方が死んだ後に子供の世話になるという選択肢はありません。
それだけではなく、相続の問題も発生してくるということに気がついたのです。
今住んでいる家は私名義になっています。
預貯金の大半も私名義です。
妻名義の預貯金もありますが、あまり多くはありません。
もっと早い段階から、家を共有名義にしておくとか、預貯金を移しておけばよかったのですが、元気な頃は自分が死んだ後の心配をするような気にもならなかったので、放ったらかしになっていました。
今もしも私が死ねば、妻にはもちろん相続権がありますが、私の兄弟にも相続権が発生します。
兄弟の中には既に亡くなった者もおりますが、甥や姪がおりますのでそれらの者が代襲相続をすることになるわけです。
つまり、全財産が妻に行くわけではありません。
しかし、そうなってしまうと、今住んでいる家を売却して出て行かなくてはならなくなってしまうのです。
預貯金だけでは、兄弟の相続分をまかなうことができないためです。
一人きりになった妻をそんな目に合わせたくはありませんので、弁護士に相談して、公正証書遺言を作成しました。
公正証書遺言の形式にしておけば、私の兄弟の同意などは一切要さずに、全ての相続手続きを妻一人ですることが可能になるというメリットがあります。
また、何よりも、兄弟には法定遺留分がありませんので、妻一人だけに全財産を残してやることが可能になります。
少々手間はかかりましたが、公正証書遺言を作成したので、少しホッとしているところです。

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