遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

遺言を書くことで考える自分の人生

一昔前までは、遺言を書くのは財産が沢山あったり、遺産相続でもめそうなケースのみでした。
テレビドラマなどでも、遺言状が出てくるときは、遺産相続で決まってもめているシーンが多い気がします。
しかし近年、特別に財産を持っている人でなくても遺言状を書く人が増えているのです。
その内容は人それぞれであり、自分の人生を振り返り感謝を述べる人、自分の葬式の希望、自分が死んだときに連絡して欲しい人の連絡先や交友関係、残される家族への意見などを書いているものが多いようです。
最近では自分の遺言を書くツアーなどもあると聞きます。
これは、前向きに自分の人生と向かい合って、残される家族のことを考える人が増えてきたということではないでしょうか。
人は誰でもいずれ死を迎えます。
しかし、それがいつなのかはわかりません。
不慮の事故などで、突然なくなってしまう場合もあります。
そんな時、遺族は悲しみの中、葬儀屋の手配、親族や知人への連絡、火葬場の手配など、しなくてはならないことが山のようにあります。
葬儀屋さんの言うがままにどんどん決まっていくケースも少なくありません。
また、親族以外の交友関係もはっきりとはわからないことも多いのではないでしょうか。
実際に突然父親が亡くなって、喪主を勤める息子は悲しみの中、どのように連絡や葬儀を手配したらよいのか困ったが、父の遺言のおかげで誰に連絡したらよいのか、父はどんな葬儀にしてほしかったかがわかって助かったという遺族の声もあります。
つまり、自分が死んでもまだ、家族を助けることができるのです。
遺言とは決して死期の近い人や高齢の方だけが書くものではありません。
また、1回書いたらもう2度と書き直しができないと言うわけでもありません。
自分が死ぬということ、死んだ後の家族のことを考えるということは、今までの自分の人生を振り返り、見つめなおすことができるのです。
連絡して欲しい人の連絡先を書きながら、最近会ってないな、電話してみようかななんて思うこともあるかもしれません。
書きながら、もっとこうしておけばよかった、あそこに行っておきたかった、家族にもっと伝えたいことがあったのになど、後悔や未練が出てくることもあるでしょう。
そんなときは、これからの生活で解決していく努力をしていけばいいのです。
まだ死んでないのですから。
まだまだ自分の理想のラストに向かって、一生懸命毎日を生きていく、力いっぱい人生を楽しんでいくことができるのです。
書いてみたものの、意見や思いが変わったときは、また書き直したらよいのです。
何度書いたってよいのです。
自分の死を考えることは、決して暗く、悲しいものではなく、最後に良い人生だったと思うにはどうしたらよいのかを考えることなのです。
遺言とは、残される家族のためだけのものではなく、家族や親族、知人に向けた、自分からのラストメッセージなのです。
自分の人生を見つめなおし、さらにより良い人生を送っていくためにまずは書いてみるものいいでしょう。
最近では専用のノートもありますので、項目に沿って書いていくのもいいでしょうし、形式にとらわれずに書くのも良いでしょう。
日記のように更新しながらより良い人生を送るのも良いのではないでしょうか。

Menu

  • 遺言書実例

  • 遺言書遺産相続体験談