遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

おじいさんの遺言で骨董品をもらいました

私には、幼い頃からお世話になったおじいさんがいました。
このおじいさんというのは、私とは直接の血縁はないのですが、私の父の姉妹と結婚した家のおじいいさんだったのです。
この家というのは、昔は地元の地主であったということもありまして、裕福な家だったのです。
地主と言いましても、戦争が終わったあとに農地解放を行わなければなりませんでしたので、もといた小作の人たちにこれらの土地を分けたために、従来の土地からするととても小さな規模になったという話でした。
しかし、それでも大きな土地が残っていましたので、平均よりも裕福な家であることは間違いありませんでした。
この家というのは、おじいさんの子供は私のおじさんに当たる人のみしかいませんでした。
加えて、このおじさんには子供ができなかったので、私は大きな家があってのんびりできるということもあって、夏休みや冬休みといった大きな休みがあると、いつもこちらの家に遊びに行っていました。
また、私の両親は共働きであったために、忙しくしていたので、おばさんが気を遣って私を休みの時くらいはと預かってくれていたのです。
そんなわけで、よく私はこの家に行っていましたので、おじさんやおばさんからは息子のように、おじいさんからは孫のようにして可愛がってもらっていました。
ある日には、その家の飼い犬が私に対して大きな声で吠えていたところ、おじいさんが犬にお仕置きをして、それ以来その犬は私にとてもなついてくれたという思い出があります。
そんな幼少時代だったのですが、おじいさんが年齢的なこともあって、最終的には肺炎を起こして病院で亡くなってしましました。
遺産を残すにあったては、おじいさんは遺言を残していましたので、弁護士を通じて遺言の内容を知らされたのです。
基本的には、もちろん直接の親族のおじさんとおばさんに遺産を残すという内容でした。
私はこのとき、まだ小学校だったのですが、その私に対しておじいさんは一つだけ遺産を残してくれたのです。
その遺産というのは、おじいさんが生きていた時に趣味にしていた、骨董品の一つなのです。
今思い起こしますと、確かにこの家には多くの掛け軸、壺、茶碗、絵画などがいたるところに飾られていたのですが、当時の私にはそのようなものに全く興味がありませんでした。
もちろん価値もわかりませんし、遺産を残してくれたという意味もわからないくらいでした。
ただ周りの人から、おじいさんがあなたにと残してくれたものだと、悲しい目で教えてくれたことしか分かりませんでした。
その後、おじいさんの葬儀が行われて、私は実家に戻ったのですが、その遺産の骨董品をどうするかということになりました。
そこで、私はもちろん年齢的にも管理できませんし、両親もそういった骨董品に関して全く知識がなかったので、やはりももとの家で預かってもらうことにしたのです。
私の家というのは、知識もありませんでしたが、こういった骨董品を保存するための場所がないという事情もあったのです。
その後、私が成人した現在でも、結局はおじさんにの家でこの骨董品は預かってもらったままなのですが、今でもよくこの家には遊びに行きますので、その時にそっとこの骨董品を見て、おじいいさんを思い出すのです。

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