遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

伯母の残した遺言が引き起こした問題

身寄りがない伯母が昨年他界した際に遺産相続で問題が出ました。
伯母には子供が居らず、伯母がなくなる3年前に伯父も他界しました。
1人暮らしとなり、鬱となりパニックを起こす日もありました。
そのため、伯父の亡き後、甥である私が面倒をみました。
伯母が1人でいるのが不安と言うので、私の家のとなりにある、私が所有するマンションの2階の1室に住まわせることにしました。
伯母の自宅は売却することにしました。
そのままの状態で高く買い取るという人が現れ、比較的高値で売却することができました。
家を売却したお金と株や投資信託などの証券に預貯金が7000万ほどあり、働いている時の収入が高かったことで、年金は1月あたりに換算すると30万円ほど受給していました。
当然、亡くなるまでは財産がどれだけあるか知る由もなかったのですが、ある朝、母に持たせてあった携帯電話から連絡があり、急いで部屋に行ってみると、伯母が倒れこんでいました。
すぐに救急車を呼び、病院に搬送すると脳の動脈瘤破裂を引き起こしていました。
術後、1週間で意識が戻りましたが、水頭症の影響から痴呆のような症状を引き起こしてしまい、その後、伯母が正常な判断が出来なくなりました。
その後、ケアマネージャーがつき介護生活に入るのですが、ケアマネージャーと介護施設が伯母の持つお金をあてにして、月額60万円を超える介護の費用が伯母の預金通帳から引き落とされることとなってしまいました。
結果として弁護士を後見人としてつけることになり、伯母のお金の管理を任せることにしました。
弁護士を付けてからは後見人費用が掛かりますが、月々の介護費用は介護保険の範囲内で納まるようになりました。
しばらくして、弁護士から危篤の知らせがあり病院に行きました。
結果として1週間後に他界しました。
介護となった一人身の伯母の面倒をみる親戚は誰も居らず、私がみていたのですが、弁護士が遺産相続を進めると、驚くことに4人が弁護士をつけて相続の主張をしてきました。
しばらくすると、伯母の死を遅れて知った叔母の40年来の親しい友人から電話があり、話したいことがあると言われたので、相手の指定する珈琲ショップに出向くと、伯母が自筆で書いた遺言らしきものを手渡されました。
伯母は自分が他界した後の財産の分配方法を書き認めたものを、生前親しくしていた友人に預けていたのでした。
それが、遺言であることは友人の方も聞かされて居らず、万が一のことがあったら私に渡すようにと言われていて、大切に保管していたということでした。
その内容を確認すると、遺産の分配方法は私に80%、伯母の友人に10%、その他で10%を分配するという内容でした。
これを弁護士に渡すと、相続権のある親戚が弁護をつけてきたとういことです。
元々、私の家は祖父の時代から3代続く事業をしており、地元でも多少仕事がらみで知り合いも多かったことで、大きな問題を避けたかったことと、伯母の友人が相続の権利を放棄したことにより、私も相続の権利を放棄しました。
伯母から、自分の死後の財産のことやお墓や供養のことなどを話し合っていなかったので、このような結果となってしまいましたが、この問題を通じて私自身が相続や遺言のことを知る良い勉強となりました。

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