遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

遺言ノートで家族に伝えたい私の想い

遺言ノート、いわゆるエンディングノートは最近よく耳にする言葉なのではないでしょうか。
漠然と死について考えることは誰でもあるでしょうが、年をとるごとに家族を持った方やこれから家族を持つ方、家族が身近におらず独りで暮らしている方は自分が死んだ後どのように自分の残した物をどう処分するか、どのように整理して欲しいか、葬儀はどのようにしてほしいのか等考えることがあるかと思います。
私自身はまだ40目前ですが、幼い頃から小児慢性特定疾患で入退院を繰り返して来ました。
何度か心停止まで陥り、どちらかというと死は身近な存在でもありました。
幼い頃は死に対して後ろ向きな考えであり、迫り来る死の恐怖に怯え何度となく夜も眠れないことがありました。
大人になるにつれ症状も落ち着き、死に対する考え方も前向きに受け入れることが出来るようになったのです。
そして結婚し、子供を持つまでにいたり幸せな生活を送っています。
次第に死という存在から距離を置き、気にすることなく過ごしていました。
ところが昨年、病気のために手術をすることとなり麻酔から目を覚ました私は急に「自分が死んでしまったら、教えておかなければいけない生活全般のことや私の想いを伝えていない。
家族は私がいなくなればどうすればいいのか。」という思いがわきあがってきたのです。
誰かに何も伝えずに逝くことの怖さ、もし生きているうちに家族に出来る事はなんなのか、私は手術をきっかけに深く考えるようになりました。
その時から私は暇さえあればインターネットで生前出来ることは何かを調べるようになりました。
インターネットでいろいろと調べていくとまず目にするのが「遺言」です。
私達がよく知っている遺言を調べた際に「基本的なルールに則って記載しなければ法的効力を持たない」ということでした。
そのためにはある程度の知識も必要となりますし、きちんと法的効力を発揮するためには書面に残すためにもいろいろと手続きが必要となることを知りました。
しかし、遺産等かたくるしいことを伝えたいわけではありません。
そしてそこまで難しい手続きや知識を仕入れる暇もなければ手間をかけることにも尻込みをしていました。
そこで目にしたものが遺言ノートです。
遺言書のように法的効力は持ちませんが、そのかわり自分で自由に作成し気軽に残しておけ、何度でも修正も出来るうえに日常のメモとして、家族への想いも一緒に綴ることができることを知ったのです。
私はとりあえず、最低限の事を綴ることにしました。
預金通帳とクレジットカード、キャッシュカードにどのようなものがあるのか、誰の名義でいくらの残高があるのか、生命保険はどこに入っているのか、生活においてどのようにお金を使い、どこに入金すればいいのか、私が死んだらまず何をしなければいけないのか。
そこから私が死んだ時にどうして欲しいのかを伝えることにしました。
誰に連絡して欲しいのか、葬儀はどのようにしてほしいのか、骨はどのように扱って欲しいのか、遺産はどのように分けて欲しいのか。
一度に書くことはなかなか難しいですし、なによりまとめることは意外に多くてある意味遺言ノートはライフワークに出来そうなほど、私は家族に伝えたいことがたくさんあるのだと気付いたのです。
まだまだ書くことはいっぱいある、もっと子供の成長を見守り、その間にここに書き残そうと思っていたことを教えなければ、夫にも私がいなくなっても生活に支障が出ないようにいろんなことを伝えておかなければ、そのためにはもっと長生きをしなければいけないんだと逆に生きることに前向きに捉えるようになり、遺言ノートをきっかけに自分の死後に家族に伝えておきたいことだけではなく、だからこそ今を大事に生きよう、家族に自分の口で伝えようと思えるようになったのです。

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