遺言書の書式や遺産相続

遺言の書式や書き方

遺言は相続のためだけに必要なのではありません

最近のブームの一つに終活と言うものがあります。
人生の後半に入った方達がこれからの人生をより良く過ごすために心配なことを一つ一つ失くしていこうとすることです。
自分が死んだ後に残された家族が仲良く暮らして欲しいと思うのは、誰でも一緒です。
遺産相続のことで中の良い家族が仲違いすることの無いように、遺言などの書き方を教えてくれるセミナーもあると聞きました。
遺言キットと言うのをご存知でしょうか、誰でも簡単に遺言書が書けるようにガイドブックが付いていて、大きな文具店などでは商品として置いてあります。
それほど需要があるということですね。
私の母が亡くなったのは平成3年3月です。
今から22年も前のことですので当時は遺言書キットなんてものはもちろんありません。
それに母は突然亡くなったものですから遺言を残すようなこともしませんでした。
母が亡くなって、通夜・葬儀・四十九日の法要が終わると、少しずつ母の遺産の整理を始めました。
遺産と言っても郵便局の定期預金の名義替えだけですが、その処理だけでも結構面倒な手続きがいることを、その時初めて知りました。
会社の休みを利用して、近所の郵便局の窓口に行き、母親名義の定期預金を父の名義に変更したいと伝えた時に、郵便局の窓口の方が説明してくれることには、妻の名義の預貯金は、妻の死後には法定相続人である夫が二分の一を相続し、残りを子供の人数で分けるという決まりになっているというのです。
私の母の子供は私と3つ違いの姉の2人ですので、父が二分の一の金額、姉と私で四分の一ずつという遺産相続になるそうです。
ですが、私も姉もそんなことは考えていませんでした。
母の残した定期預金は、父と母が長年働いて貯めた預金ですので、父が健在なうちは父親名義の預金にするのが普通だろうと思いました。
その旨を郵便局で伝えると、遺産相続を放棄する旨の書類を書くように言われました。
所定用紙がありましたので、その書類に私と姉の署名捺印をしたうえで、父の名義に名義変更をしてもらえば良いわけです。
ところが、ここでもう一つ手続きがありました。
母の生まれてから死ぬまでの戸籍謄本の提出が必要だと言うのです。
死んだ時の戸籍謄本は現在の戸籍のある役所で直ぐに取り寄せることが出来ますし、死亡を確認するための書類ですので提出するのに不思議はありません。
ですが、生まれてからのと言うのは理解が出来ませんでした。
聞いてみると、父と母のように結婚生活がシンプルな時には少ないことですが、再婚をしたりしていますと、最終戸籍の以前の段階に法定相続人になりうる人物がいるかも知れないと言うのです。
なるほど、これなら納得です。
ですが、戸籍を辿っていくのは結構大変な作業でした。
遺言と言うものは、特別お金持ちの方でなくても残しておいた方が良いかも知れません。
預貯金や財産のことだけでなく、自分が死んだあとに家族にどうして欲しいのか、そんなことも書き添えることが出来ます。
高齢になる前でも、その時々の状態の遺言を残し、思うことを書いておけば、いつも安心した気持でいられるような気がします。
それにしても、世の中は何でも商売にするものです。
終活カウンセラーなる認定資格を見つけましたよ。
お仕事の役に立てるのでしょうか、それとも自分のための勉強かしら。

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